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ドラッカーに学ぶ次世代の育成
適所を得る

仕事を変え、キャリアを決めるのは自分である。自らの得るべきところを知るのは自分である。組織への貢献において、自らに高い要求を課すのも自分である。飽きることを自らに許さないよう予防策を講じるのも自分である。挑戦し続けるのも自分である。

ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』


適所を得る

ドラッカー教授は、20代の頃、投資銀行で働いていました。当時のドラッカー教授は、社会に貢献している実感が持てないという理由で、その銀行を退職しました。ドラッカー教授が20代の頃と言えば、”1929年の世界大恐慌”と言われる不況の真っ只中です。ドラッカー教授はそののち、エコノミスト、コンサルタント、著述家、大学教授と取組みを変えられていきました。

コンサルタントの仕事の内容は、初期の取引先は大手企業、中期はベンチャー企業、晩年は非営利組織に力を注がれました。著作のテーマも、政治・経済に関するもの、マネジメントに関するもの、時代の変化に関するものと、取り扱うものを常に変えられました。

ドラッカー教授の守備範囲はあまりにも広く、仕事の内容、取り組まれたテーマこそ多岐に渡りますが、その精神の底流に、「世のため人のため」という一貫した巨大なエネルギーを感じます。組織社会の到来を洞察したドラッカー教授は、組織の研究に着手されました。

当時、世界一の規模を誇ったゼネラルモータース社への18ヶ月にわたる調査の中で知識労働者の出現を発見され、組織で働く一人ひとりが幸福な職業人生活を実現するために、「マネジメント」を明らかにされました。ドラッカー教授ご自身が、ご自身にどれだけ大きい高い要求を課してきたか想像するに余りあるものがあります。自分自身も、自分に高い要求を課し、挑戦し続けるエネルギー体でありたいと思います。

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成果を出す一番の近道

ミッションは、行動本位たるべきものである。さもなければ、単なる意図に終わる。

ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』


ミッションは、

行動を生み出すものであって、考えで考えを変えることを目的としたものではありません。ミッションは、常に自分を正しい方向へ導いてくれるものであり、常に正しく変わることを教えてくれるものであり、正しい行動を生み出してくれるものでもあります。

「自分はすぐに変わることができない」という根拠のない思い込みに支配されている状態であっては、何も変わりません。また、いつまでたっても変わりません。尊い存在であるあなたが、そんな状態であることは惜しむべきであり、社会の損失でさえあります。

わたしたちは誰でも、自分にしかできない役割があります。あなたにしかできない行動があります。「わたしだって気が向いたらやる」という姿勢は、自己正当化というより現実回避です。現実回避は幸福逃避です。「なされるべき事」がわかったら現実に立ち向かい、「なされるべき事」を行動に移すことが成果を出すうえで一番の近道です。わたしは、常に、自分にそう言い聞かせています。

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強みの上に自分を築く

何かをすることに決めたならば、何を期待するかをただちに書きとめておく。9カ月後、1年後に、その期待と実際の結果を照合する。私自身は、これを50年間続けている。しかも、そのたびに驚かされている。これを行うならば、誰もが同じように驚かされるに違いない。

ピーター・ドラッカー『明日を支配するもの』


得意とするやり方に集中する

何かをはじめるとき、どんな結果を期待するかを書き留め、その内容を半年後に確かめる。ドラッカー教授は、年2回、1月と8月にそれを実行していたそうです。そうすることで、下記の4つのことが見えたそうです。

「毎回、これこそ最善であると思ったものは、まずうまくいかない。あまり注意を払わなかったものが素晴らしい成果につながる。それこそが自分の得意とするものである」。ドラッカー教授は、晩年になってさえ、自分自身の気付きに毎回驚いていたそうです。

一見、簡単そうに聞こえますが、「自分がどんな結果を期待しているのか」を書くことが以外と難しいのです。いいえ慣れていないのです。ドラッカー教授自身、得意とするやり方に集中し、最小の努力で最大の成果をあげる努力を地道にされていたのですね。

  • 1.自分は何が得意なのか。
  • 2.知識の集積があるのはどの分野か。
  • 3.新しく学ぶ必要があるのはどの分野か。
  • 4.不得手な分野は何か。
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知っているのは
強みではなく弱み

人類の歴史において、ほとんどの人たちにとっては、自己の強みを知ったところで意味がなかった。生まれながらにして地位も仕事も決まっていた。農民の子は農民となり、職人の子は職人になった。ところが今日では選択の自由がある。したがって、自己の適所がどこであるかを知るために自己の強みを知ることが必要になっている。

ピーター・ドラッカー『P.F.ドラッカー経営論』


強みは

外界との関係性によって発揮されます。弱みを使って何かを成し得ることはできず、何かが成し遂げられるのは強みによってです。強みといっても強みは弱みと表裏一体で、強みは、強みとして活かしてはじめて強みとなります。したがいまして、強みを如何に使うかをという工夫を必要とします。知識社会になったことで、わたしたちの生き方も変化しているということですね。(詳しく見る)

自分の強みを客観的に知る方法のひとつをご紹介します。下記の書籍にID、PWがついていて、WEB上でアンケート形式の質疑に回答すると、5つの資質を出してくれます。このツールは、米国Gallup社が開発した信頼性の高いもので、34個の資質から上位5つの資質を抽出するものです。世界で約200万人が活用されています。

「さあ、じぶんに目覚めよう」

●関係資質:コミュニケーション、共感性、親密性、個別化、責任感、調和性 
●影響資質:指令性、ポジティブ、最上志向、成長促進、競争性、社交性 
●動機資質:達成欲、活発性、適応性、目標志向、回復志向、自己確信 
●思考資質:分析思考、アレンジ、原点思考、慎重、未来志向、着想、戦略性

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成果をあげる習慣を身につける

成果をあげることは一つの習慣である。実践的な能力の積み重ねである。実践的な能力は、修得することができる。それは単純である。あきれるほどに単純である。

ピーター・ドラッカー『経営者の条件』


何か物事をひとつ成就すればあとはその満足が永遠に続く。そんなことはありません。わたしたち人間は、本然的に成長し続けることを求めています。成長し続ける自分。成果をあげ続ける自分。それをドラッカー教授は、自己実現と表現しています。

成果をあげ続けることは、一部の特別な才能を持った人だけが行えるものではなく、成果をあげることは誰でも習得できるとドラッカー教授は述べられています。

成果をあげることは、学ぶことはできても教わることはできません。ドラッカー教授は、成果をあげるということはひとつの習慣だと言っています。その習慣とは次の5つです。この5つを習慣にするよう取組みたいものですね。

  • 1.何に時間を使っているかを知る。
  • 2.外の世界に対する貢献に焦点を合わせろことである。
  • 3.自分の強みを知る。
  • 4.成果をあげる領域に集中する
  • 5.成果をあげるよう意思決定を行う
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新しい成果をつくりゆく

自らの成長のために、最も優先すべきは、卓越性の追求である。そこから充実と自信が生まれる。能力は仕事の質を変えるだけでなく、人間そのものを変えるがゆえに重大な意味をもつ。

ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』

5つのことを常に問う

仕事に対する意味づけとして、以前、一番大きく上げられたものが「生活の糧」でした。時代の進化と価値観の変化によって、仕事に対する意味づけが「成長の機会」と変わりました。成長の機会とは、成果をあげ続ける人になること。つまり、働き喜びと達成感と言い換えることができると思います。ドラッカー教授は、成果をあげることは誰でも習得できると主張しており、そのためには、5つの簡単なことをすればいいと述べられています。その5つとは、

  • 1.ビジョンをつくり目標を設定すること
  • 2.真摯な姿勢で誠実に振舞うこと
  • 3.計画的に学習し続けること
  • 4.自分の仕事を自分で評価できるようにすること
  • 5.求められるものを具体化すること

はっきりとした目標なくして成果をあげることはできません(ビジョンをつくり目標を設定すること)。たとえ、どんなにスキルが高くでも誠実性に欠ければ社会に役立つことはできません(真摯な姿勢で誠実に振舞うこと)。知識を原資として仕事が進められる知識社会は、知識そのものはすぐ陳腐化します。変化が常態の社会にあって、常に自分を高めていくことが求められます(計画的に学習し続けること)。

自分の仕事が目標に向かって正しく進んでいるかどうかをモニターを持つことで、軌道修正も可能になります(自分の仕事を自分で評価できるようにすること)。組織で仕事をしている以上、必ず組織から求められる役目があります。その役目を考え抜くことによってはじめて役目を果すことも可能になります(求められるものを具体化すること)。

これらの5つのことを常に問い続け、実行することによって、成果をあげ続ける状態を構築することができます。成果をあげ続けるということは、百発百中を意味するものではなく、失敗からも価値あるものを学び、「新しい成果をつくる」ということを意味します。常に、「新しい成果をつくりゆく」自分でありたいですね。

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こうすれば巨人にまで成長する

自らに対し、少ししか要求しなければ、成長はしない。極めて多くを要求すれば、何も達成しない人間と同じ程度の努力で巨人にまで成長する。

ピーター・ドラッカー 『経営者の条件』

知っていることを役立てる世の中から、

役立てることを学ぶ世の中になって久しい、そう感じているのは、きっとわたしだけではないと思います。目標が明確であればあるほど自分が必要とする知識やスキルははっきりします。

その知識やスキルを補うのが学習です。いま学んだことも5年と立たないうちに陳腐化します。ゆえに、成果をあげ続けていくため継続的に学習していく必要がここにあります。高きまでに成長する人もいれば、そうでない人もいるのが現実です。成長と成果は表裏一体の関係にあります。

ドラッカー教授は、「3ヵ年勉強計画」といった、3年ごとに新しいテーマを決め、1年ごとにテーマを定め、3カ月ごとに集中して勉強していくという方法を奨励しています。

ドラッカー教授ご自身も「3カ年勉強計画」を実行されておりました。お亡くなりになる直前は中国のことについて勉強されていたそうです。計画性をもって継続的に学習に取り組んでいきたいものですね。

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一人ひとりが自己開発する

一人ひとりの自己啓発が、組織の発展にとって重要な意味をもつ。それは、組織が成果をあげるための道である。成果に向けて働くとき、人は組織全体の成果水準を高める。彼ら自身および他の人たちの成果水準を高める。

ピーター・ドラッカー『経営者の条件』

人材育成は世界共通といってもいいほど、

あらゆる組織がもつ重要なテーマです。マネジメントは、今日の仕事の成功と同時に、明日の仕事を創り出す責任を持ち合わせています。マネジメントする人にとっては、明日のマネジメントを準備することも重要な責任のひとつです。ドラッカー教授は、

「一人ひとりの自己啓発が、組織の発展にとって重要な意味をもつ。それは、組織が成果をあげるための道である。成果に向けて働くとき、人は組織全体の成果水準を高める。彼ら自身および他の人たちの成果水準を高める。」

と述べられています。ドラッカー教授は、育成を触れられつつも一人ひとりが自己開発する重要性を強調されてます。自己開発について、5つの角度からそのポイント教えてくれています。

1.パフォーマンスを向上させる

  • 強みを知る
  • 強みをさらに伸ばす。
  • 能力を阻害する習慣を自覚する。

2.フィードバック分析

  • 得たい結果を書きとめる。
  • 期待する結果を書きとめる。
  • 結果と期待を検証する。

3.成果の原則を知る

  • 得意なことを知る
  • 得意な方法を知る
  • 自分の価値観を知る

4.人間関係に責任をもつ

  • 人の強みを知る
  • 得意な働き方を人と共有する
  • 価値観を理解し合う

5.行動基本

  • 仕事に学習を組み込む
  • 学習計画をたてる
  • 自己目標管理

ぜひ、ひとつひとつ、組織に組み込んでみてください。

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知らされた強みより知った強み

何かをすることに決めたら、何を期待するかを書きとめる。9カ月後、1年後に結果と照合する。私自身これを50年続けている。そのたびに驚かされる。誰もが驚かされる。こうして自らの強みが明らかになる。自らについて知りうることのうち、この強みこそ最も重要である。

ピーター・F・ドラッカー『明日を支配するもの』

強みを伸ばすフィードバック

自分の強みを使うということは、既に持っている資質を最大限に活用するということです。ドラッカー教授が、自分の強みを知ることの大切さを主張されているように、自分の強みを活用するためには、自分の強みを知らなくてはなりません。

とはいえ、わたしたちは、なかなか自分の強みを自分で知ることができません。人によっては、「わたしは強みなんてありません」と思い込んでいる人さえいます。強みのない人はいません。誰でも強みを持っています。

自分の強みを知るのは、フィードバックしかありません。フィードバックには2つあります。ひとつは、他者からのフィードバック(評価ではなく客観的な事実)。もうひとつは、振り返りです。ドラッカー教授は、その振り返りを、期待と実際の結果を照らすことだと示されています。ご自身の経験から、自分が行ってきた実績、できなかったことを記録することを強く奨励されています。次の3つを試されることをお薦めしたいです。

 1.__をする。
 2.それに期待することは__である。
 3.9カ月後、1年後、結果と期待の差分は__である。

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自分は自分の最高経営責任者

知識社会では、成功が当然とされる。だが全員が成功することはありえない。失敗しないことがせいぜいである。成功する人がいれば失敗する人がいる。そこで、一人ひとりの人間およびその家族にとっては何かに貢献し意味あることを行ない、ひとかどとなることが決定的に重要な意味をもつ。

ピーター・ドラッカー『明日を支配するもの』

もしナポレオンが平和な時代に生まれていたら

レオナルドダビンチが戦国の世に生まれていたら、彼らはどのような功績を残し得たかと思う時、時代と人の資質の関係はあまりにも深いということに気付かされます。社会的な成功など儚いものかもしれません。

しかし、自身の成功はどこまでも尊いものです。社会的な成功は外的要因で壊れる可能性があっても、自身の成功は外的要因で失うことのない無形の財産です。「何かに貢献し意味あることを行なう」、この言葉は、「幸せになる生き方」ではなく「幸せでいる生き方」を教えてくれているような気がします。

自分自身に生きるー。その自己決定感こそが、「ひとかどとなる」ということではないかと思います。わたしたちは、誰も自分自身の最高経営責任者であると思います。

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強みのうえに自分を築く

自らの成長のために最も優先すべきは、卓越性の追求である。そこから充実と自信が生まれる。能力は、仕事の質を変えるだけでなく人間そのものを変えるがゆえに、重大な意味をもつ。

ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』

成長のために最優先するべきこと

本日は、某企業のトップマネジメントチームの方々と人材育成について話す機会がありました。従業員をどう成長させていこうかというテーマです。組織の目的は、「人の強みを使って成果をあげること」です。言うまでもなく組織そのものが目的ではありません。そのように整理して考えると、組織の役割は、「人の強みを最大限生かすこと」であり、人の再教育ではないということに気づかされます。

それでは、「組織に属する本人はどう考えるべき」なのでしょうか。ドラッカー教授は次のように教えてくれています。「自らの成長のために最も優先すべきは、卓越性の追求である。そこから充実と自信が生まれる。能力は、仕事の質を変えるだけでなく人間そのものを変えるがゆえに、重大な意味をもつ。」

卓越性の追求とは、自分が情熱を注げるもの、自分が成果をあげられる領域、自分の強み、自分が得意するやり方を認識し、それらをさらに磨いていくということです。苦手なことをできるようにする努力よりそれらを最優先すべきということを教えてくれています。そうすることによって、仕事だけではなく、結果として、人間として成長できることを示唆されています。ぜひ、次の4つは何であるかを理解し、それをさらに強くしていくことに、時間と労力をかけるよう取り組んでください。

  • 1.自分が情熱を注げるもの(価値観)
  • 2.自分が成果をあげられる領域(分野)
  • 3.自分の強み (得意なもの)
  • 4.自分がしっくりくるやり方(方法)
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得意なやり方で成果をあげる

仕事のやり方は、強みや弱みと同じように与件である。修正できても変更はできない。ちょうど強みを発揮できる仕事で成果をあげるように、人は得意なやり方で仕事の成果をあげる。

ピーター・ドラッカー『明日を支配するもの』

文字として情報を取り入れた方が理解しやすい、音声で情報を聞いた方が理解しやすい。それは人によって様々です。自分がどちらのタイプであるかは、誰しも認識していないのではないでしょうか。認識していないことによる害について、ドラッカー教授は、次のような具体例で説明してくれています。

元大統領のアイゼンハワーは、連合国司令官時代、記者会見での対応において高い評価を得ていました。連合国司令官時代のアイゼンハワーは、記者会見の前に必ず広報担当者から記者の質問を書面でもらい、内容をすべて掌握し、あらかじめ答えをに用意していました。ところが、大統領になってからのアイゼンハワーは、連合国司令官時代の高い評価は嘘であったかのように酷評されました。大統領就任以降、記者会見の前に、記者会見の質問を事前に書面したものを確認することをしなかったため、記者会見において、リアルタイムに投げられる数々の質問に対しての彼は対応は、記者の期待を満たすものではありませんでした。これは、彼自身が、自分は「読み手」であり「聞き手」ではないということを自覚していなかったために起ったことです。

一方、ケネディ大統領は、打ち合わせする際は、事前に、補佐役に対して、資料を要求することを常としていました。彼は、自分自身が、「読み手」、つまり、“読んで理解する人”ということを認識していました。人は得意なやり方で仕事の成果をあげるのですね。

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できる人はこれを知っている

仕事のやり方は、強みや弱みと同じように与件である。修正できても変更はできない。ちょうど強みを発揮できる仕事で成果をあげるように、人は得意なやり方で仕事の成果をあげる。

ピーター・ドラッカー『明日を支配するもの』

人がもつ強みは千差万別

弱みではなく強みによって
成果があげられます。成果をあげ続けるために、強みのうえに強みを築いていくことが求められます。ゆえにわたしたちは、自分が得意とする学び方を知るということは重要な意味を持ちます。

■チャーチル首相は

学校が嫌いで非常に成績が悪かったそうです。チャーチル首相は、「聞く」、「読む」を中心とした学習は苦手でした。ドラッカー教授は、そんなチャーチルがのちに大成したのは自分で「書く」ことによって学ぶ質の人間だと知ったからだと言われています。

■自分に合った学び方は

人それぞれ千差万別です。いずれにしても自分が得意する方法で学ぶことが、強みを活かし、強みをさらに伸ば し、成果をあげる近道であることは言うまでもありません。自分が得意するに基づいて学ぶことで、成果をあげることを習慣としたいものですね。

  • 1.他者の話しを聴くことで学ぶ(聴覚系)
  • 2.他者の話しを観ることで学ぶ(視覚系)
  • 3.自分が話すのを聞いて学ぶ(聴覚系)
  • 4.自分が話すのを観て学ぶ(聴覚系)
  • 5.他者の言葉を書くことで学ぶ(言語系)
  • 6.行動という経験で学ぶ(体感系)
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それは完璧な仕事です

紀元前440年頃、ギリシャの彫刻家フェイディアスは、アテネのパンテオンの屋根に建つ彫刻群を完成させた。だがフェイディアスの請求書に対し、アテネの会計官は支払いを拒んだ。「彫像の背中は見えない。見えない部分まで彫って請求してくるとは何事か」。それに対し、フェイディアスは答えた。「そんなことはない。神々が見ている」。

ピーター・ドラッカー『創生の時』


神々が見ていると自覚し、常に「完璧な仕事です」と言える自分自身でいたいものです。完璧な仕事とは、お客さまへの誠意であることはもちろんのこと、自分に妥協を許さないまっすぐな生き方のあらわれでもあると思います。

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それは経営者としての責任放棄

上司たる者は、部下一人ひとりの強みを可能なかぎり活かす責任がある。部下に対して彼らの強みを最大限に活かす責任がある。組織は、一人ひとりに対してその強みを通して物事を成し遂げられるようにしなければならない。

ピーター・ドラッカー『経営者の条件』


異質性の中から活力が生まれる

組織は、異なる強みをもった複数の人たちが、異なる役割を担うからこそ、行うべきことを行い、成果をあげることができます。事業を伸ばし、組織をつくっていこうと考える経営者であれば誰しも、「腹心の人材を育てたい」、「右腕となる人材を育てたい」と考えるはずです。

しかし、「自分の分身をつくりたい」となると話は別です。人はそれぞれ固有の存在です。そして誰しも得意なものとそうでないものがあります。自分にないものを他者から求められても限界があるように、自分と同じものを他者に強いることにも限界があります。

ドラッカー教授は、成果をあげるには、固有の強みを発揮しなければならないことを教えてくれています。そもそも、「自分の分身を育てたい」という考えは適切とは言えません。ひとり一人がもつ強みに合致した仕事を提供し、ひとり一人がもつ強みを生かしていくことによって組織は成果をあげることができるのです。異なる強みをもつ異なる人たちが、異なる役割を担うからこそ、行うべきことを行うことができるのです。

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根本的な資質が必要である

人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである。

ピーター・ドラッカー『マネジメント』


真摯さ

世の中にはたくさんの経営の本があります。そのほとんどはただ理論を整理しているだけで、そこには「人間」という存在がありません。しかし、ドラッカー教授の考えの真ん中には、「人間」があります。だから、ドラッカー教授のお考えは、現実に役立つのです。

マネジメントといっても、どこまでも自分自身の成長いかんにかかっています。ドラッカー教授が著されているものは、人間一人ひとりが満足する人生を送るためには何が必要か、自分たちは何のための仕事をするのか、その仕事は社会においてどのように役に立つのか、といった根本的なところまで言及されます。

人が自分の仕事に意味と誇りを見出すとき、人それぞれの強みは急速に伸びていきます。自分たちの事業は社会の何を変えようとしているのか。自分たちは誰に対してお役にたてるのか。事業の対象となる人たちに自分たちは何をするべきか、といった仕事の意味と誇りを見出す思考労働の時間をつくってみてください。

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自分自身を
成長に導いてくれるもの

私が13歳のとき、先生が生徒に「何によって人に憶えられたいか」と聞いた。先生はこう言った。「いま答えられるとは思わない。でも、50歳になって答えられないと問題だよ。人生を無駄に過ごしたことになるからね。

ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』


経営者が能力の前に求められるもの

■わたしが

経営幹部の時代に、トップから言われ続けたことがありました。いまでもそれを忘れずに覚えています。それは、「できるかできないかではなく、やりたいのかやりたいくないのかだ」、「できないというのならできる人と交代くれ!」、「誰もお願いなどしていない、やりたくないのなら別に経営者でいる必要はない」。

■それから時が過ぎた

数年前のこと。わたしは、ある会社の経営会議に同席していました。その席で、こんな言葉を耳にしました。「いまの自分の能力ではできるかどうかわからないー」。そのときはじめて、当時自分が言われた言葉の意味を理解することができました。経営者は、雇用されているのではなく、組織の明日を任されている。重要なことは、できるかできないかという「能力」の前に、こみ上げる情熱があるかどうか、それをやりたいという「意思」があるかどうかが問われているのだ、ということ理解しました。

■経営に限らず、

もとより約束された未来など存在しません。とくに経営者の仕事は、不確実性との対峙です。確実性の中での仕事を望むのであれば、自ら経営の任をもつべきかどうか考えなくてはなりません。翻って「何によって人に憶えられたいか」という問いに対する答えは、自分自身を成長に導いてくれるものです。自身の歩むべき道を定めれば、できるできないといった種の言葉は消えるに違いありません。

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継続的に学ぶ習慣

21歳までに学んだことは、5年から10年で陳腐化し、新たな理論、技能、知識と替えるか、少なくとも磨かなければならない。

ピーター・ドラッカー
『イノベーションと起業家精神』


目標と現在の自分を正確に知ることで、

何を学ぶべきかが見えてきます。ドラッカー教授は、歴史、文明、国際、福祉、法律、政治、経済、経営、事業、組織、人間、脳、心理学等々、あまりに広い知見の持ち主でした。

それぞれの専門分野は、学問として学習可能な状態に形成されたもので、ものの一側面に過ぎません。自然界と同じように社会もすべてがすべてとつながっています。ドラッカー教授は、ものを書くときも、ものを語られるときも、全体を全体と捉えるために、何かの専門分野を中心に置くということはされませんでした。

ドラッカー教授は、天才的な頭脳を持っていたうえに、常に猛勉強されていました。「3カ年学習計画」と名づけたもので、3年ごとにテーマを設け、さらに1年ごとに区切って、3カ月ごと様々な分野を学習していく方法を実践されていました。ドラッカー教授が、ひとつの専門分野だけに傾注していく人と異色を放ち、一線を画すのも頷けるところです。

ドラッカー教授は、常に自分で自分を陳腐化させ、最新の自分でいることの重要性をお教えくれている気がします。既にあるものをさらに磨き、既に持っている強みをさらに強くしていくことで、いま持っていないものを手に入れていきたいものですね。

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何によって人に憶えられたいか

今日でも私は「何によって人に憶えられたいか」を自らに問い続ける。これは自らの成長を促す問いである。なぜならば、自らを異なる人物、そうなりうる人物として見るよう仕向けてくれるからである。

ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』


ドラッカー教授が

『非営利組織の経営』という著作を世に出したのは、88歳のときです。88歳の高齢になってなお、継続的成長の歩みを崩さない雄姿にあ らためて、本物の底知れない偉大を感じます。

成長というテーマにおいて、経営者に共通する関心事は、「人間力」といったものに集約される気がします。何によって記憶されたいか―。この問いは、自分自身を客観的に考えさせてくれます。「思っても見ない自分に導いてくれる自分」を発見し続けることで、「なりうる自分に仕向ける自分」でいることができるのだと思います。自らの成長を促す問い。持ち続けたいですね。

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ドラッカーの賛成と反対

おそらく今日、高等教育を受けた人の割合が世界でもっとも多い国が日本である。日本にとっての問題は、いかにして彼ら高等教育を受けた人たちを生産的な存在にするかである。

ピーター・ドラッカー『ネクスト・ソサエティ』


ドラッカーに反対する人はいないのですか?

昨日、わたしは、こう聞かれました。
上田惇生先生の言葉を紹介したいと思います。

かくしてマネジメントの出自は、金儲けのためのものでも、数字いじりのゲームまがいのものでもなかった。それははるかに真摯で、気高く、誇りあるものだった。そのことが、今、『もしドラ』と『エッセンシャル版』で明らかにされてしまった。これは既に起こった未来である。もはや、ドラッカーなる者がこの世に存在しなかったかのごとくマネジメントを教えることも、学ぶことも、行うこともできない。反ドラッカーたることはできよう。脱ドラッカーたることもできる。しかし、非ドラッカーたることはできない。「今なぜドラッカー人気か」を問うことがブームになったことがもたらすものがこれである。

上田惇生

  • ・反ドラッカーたることはできよう。
  • ・脱ドラッカーたることもできる。
  • ・しかし、非ドラッカーたることはできない。
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ドラッカーに学ぶ次世代の育成
そのあなたが
いまやリーダーである

あなたはCEOではないかもしれない。週に3時間のボランティアにすぎないかもしれない。 スカウトのリーダー役にすぎないかもしれない。 患者のベッドに花を活けてやっているにすぎないかもしれない。 しかし、そのあなたがいまやリーダーである。

ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』


ドラッカー教授のマネジメントは

私たち一人ひとりの内面的成長は、周囲に良い影響をもたらし、やがて大きな力となって、「人間を幸せにする社会」をつくり出していくことができます。それが、マネジメントです。社会を変えるその一人とは一体誰か。そうです、その一人とは、「あなた」です。

経営者や管理職の人はもちろん、管理職でない人も、マネジメントとは何かを理解することによって、働き方が大きく変わります。 働き方が大きく変われば人生が大きく変わります。そのような人がたくさん増えれば、社会が大きく変わります。 一人の人間の成長はやがて組織に良い影響をもたらし、さらに社会全体の変革をも可能にするのです。

ドラッカー教授のマネジメントは、けっして特別なものではありません。だから、 すごいのです。何を押さえなければならないのかを列挙してくれて、誰もが理解できるように整理 してくれて、誰もが実行できるように系統だててまとめられたものです。ドラッカー教授は、「方法論の前にある大切なもの」を教えてくれるのです。

『なぜ、あのガムの包み紙は大きいのか ドラッカーに学ぶお客様を幸せにする会社の作り方』の第1章より

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